第11節 第2回 「NVIDIA GeForce GTX 1080」の実力検証しました
|■ 検証環境は「Core i7-6700K」+「ASUS Z170-A」
検証環境は第1回 最新最強のグラフィックカード 「NVIDIA GeForce GTX 1080」で紹介の環境から一部変更して実施しました。
SSDをS-ATA接続の物から、M.2接続の「Plextor PX-G512M6eA M.2 PCIe 512GB」へ変更して検証を実施しました。
■ 検証実施
今回の検証では、ゲーム系ベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド」で実施しました。
選択の理由としては、「SLI環境への対応」と「4K(3840x2160)環境への対応」この2点を重視しました。
SLI環境への対応は GeForce GTX980 SLI構成のスコアを確認するためです、また 4K環境への対応は 今後4Kモニターを利用されるユーザーが増えるだろうと思われるためです。
グラフィックカード単独での検証では GeForce GTX 1080 が一歩抜きんでたスコアを出しています、最新グラフィックドライバー (Rev:368.25)のおかげか GeForce GTX1080 を「100」とした場合 GeForce GTX 980Ti「92」 GeForce GTX 980 「69」 と健闘しています。
検証に使用したグラフィックカードはASUS社製のオーバークロック版を利用した為、 GeForce GTX980Ti(+20%) ・ GeForce GTX980(+5%) はオーバークロック分 ノーマルクロック版と比べるとスコアが良いようです。
GeForce GTX1080 の能力は GeForce GTX980のSLI構成以上 と紹介されていますが、今回の検証で使用した GeForce GTX 980 はオーバークロック版の為 GeForce GTX980 SLI構成の方が若干良いスコアを出しています。
※ノーマルクロックの GeForce GTX980 SLI構成であれば、GeForce GTX1080単独の構成の方がスコアが良かったと思われます。
今回 初の4K(3840x2160)環境での検証と成ります。
検証の結果、GeForce GTX1080 を「100」とした場合 GeForce GTX 980Ti「86」 GeForce GTX 980 「60」 とGeForce GTX 980 が若干揮わない結果と成っています。
GeForce GTX 1080 では、単独で「非常に快適」に今一歩のスコアですが、4K環境でも快適にゲームをプレーできそうです。
GeForce GTX980Ti と GeForce GTX980 でもそれぞれ「快適」以上の良好なスコアを出していますので、設定を変更してグラフィックの負荷を軽くすれば 4K環境でも快適にゲームをプレーできそうです。
GeForce GTX980Ti と GeForce GTX980 では SLI環境での検証も実施しましたがFullHD(1920×1080)でのテストに比べ良好なスコアが計測されています。
■ 評価
今回の検証結果から「NVIDIA GeForce GTX 1080」に関しては、さまざまなサイトで紹介されている通り非常に高性能であることが確認できました。
今後ゲーム用途や4Kモニターの利用を中心にパソコンの購入を検討されるならお勧めのグラフィックカードと言えます。
FullHDでの検証では、GeForce GTX 1080 が シングルGPU(グラフィックカード1枚)の構成で最高のスコアを記録しています。
事前情報の「GeForce GTX 980 の SLI(2枚)環境より高速である」に関しても オーバークロック版の GeForce GTX980 SLI環境と同等のスコアを記録している事から、ノーマルクロックの GeForce GTX 980 SLI 環境であれば事前情報通りの結果に成ったと思われます。
4K(3840x2160)環境での検証では GeForce GTX 1080 が シングルGPU(グラフィックカード1枚)の構成で最高のスコアを記録していますが、GeForce GTX 980 Ti のSLI構成のスコアが非常に伸びています。
GeForce GTX 980 Ti ユーザーであればSLI構成へのアップグレードを考えるのも良いかもしれません。
最新のグラフィックカード「NVIDIA GeForce GTX 1080」は2016年6月27日現在入手可能な最高性能の グラフィックカード です。
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