第5節 第1回 最新SkylakeコアのPentiumプロセッサー

今回、SkylakeコアのPentium G4400 のテストをする機会がありました。オンボードVGAでの動作に関しては、3.30GHzとかなり高クロックな仕様の為、インターネット系のサービス中心の使い方や、ネット動画の視聴ならサクサクできちゃいますね。
そこでグラフィックカードと組み合わせると「以外に使えるんじゃね?」的なスコアを出していましたので詳しく検証してみました。

G4400CPUの写真です。
ちゃんと3.30GHzの刻印が有ります。

PentiumG4400パッケージは青主体で、CPUファンもちゃんと付いてます。
※あまり発熱しないので、リテールファンでも充分冷えるでしょう。

基本仕様
Pentium の位置つけは Core i5>Core i3>Pentium と成り、Coreシリーズの弟的位置にいるCPUで、仕様的に、Core i5-6500 のちょうど半分? て感じです。
spec

CPU 能力比較
CPUの能力を、ベンチマークを使用して計測してみました。
Pentoum G4400を Core i5-6500 の半分 と紹介しましたが、能力的にもほぼ半分と言ったところでした。
Core i3-6100 との比較ではハイパースレッディング・テクノロジーの効果か、30%程、能力的に差が有ります。
動作クロックが3.30GHzと高く設定されているせいか能力は高めですね。
cpu_graph

グラフィックカードと組み合わせ
グラフィックカードと組み合わせて、ベンチマークテスト「FF14 蒼天のイシュガルド」でテストを実施しました。
検証環境は、Pentium G4400 の投入が予想されるのは、ローエンド系と思われますので、コスト重視な環境向けのH110チップセットと組み合わせてみました。
比較対象はCore™ i5-6500 に努めてもらいました。

検証環境
マザーボード mATX H110チップセット
メモリ 8GB(4GB DDR3-SDRAM PC12800 x2)
グラフィックカード Leadtek GeForce GTX750Ti 2GB S.A.C or ASUS STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5
HDD500GB S-ATA3
電源装置600W 80Plus BRONZE

graph2
GTX750Tiとの組み合わせでも、画質の設定を「標準品質」にしていれば「FF14」を非常に快適にプレーすることができそうです。
GTX960との組み合わせだと、画質の設定を「高品質」以上にしていても、非常に快適に「FF14」をプレーできそうです。

graph3

CPUの能力に2倍もの差が有る Core i5-6500 ですが計測結果は意外にも僅差といった差と成りました。
数値的にグラフィックカードの能力上限に近い数値が出ていますので、CPUの使い方に何かあるのでしょうか?
DirectX9 では、CPUのシングルスレッドの能力を重視していケースがおおいそうなのでそれなのか??
※グラフィックカード性能比較(ベンチマーク)

SkylakeコアのPentiumプロセッサー G4400 で、ゲーム入門機は有り??
最近のネットワークゲームでは、一部の重量級などと呼ばれるハイスペックPC以外はお断り なゲームより、ある程度のスペックが有れば快適にプレーできるゲームの方が多く紹介されています。
そのような軽快動作なゲームなどをプレーする場合 このPentium G4400とGeForceGTX750Tiとの組み合わせは十分な能力を持ちながら、購入しやすい価格帯のゲームPC入門機として、インターネットやビジネス用としてコストパフォーマンスを重視した方にもお勧めの1台に成ると思われます。

ベンチマーク「FF14 蒼天のイシュガルド」の検証結果を確認すると、CPUの性能差ほど ベンチマークに差はありませんでした。
今回のテストで使用したベンチマークの「FF14 蒼天のイシュガルド」はDirext9やDiretX11対応のベンチマークで、CPUよりもGPUへの依存度が高い傾向が強い為、このような結果に成ったと思われます。
FF14を「最高品質」で「非常に快適」にプレーする為に、「Core i7」や「GeForceGTX980Ti」の様なトップクラスの性能のパソコン利用する必要がありますが、
「標準品質」で「快適に」プレーする入門機としては、コスト重視のパソコンにそこそこのグラフィックカードを搭載した環境でも充分な環境にすることができます。
この事から、軽快動作でユーザーの間口を広くしたゲームなどをプレーする場合、トップクラスの性能のパソコンではその性能を持てあましている事に成ります。

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